はじめに
この記事はあくまで自分の取り組みを振り返ったものなで、内容は初心者~中級者向け。有益な情報があるかは不明だが、参考になった等のコメントがもらえると嬉しく思う。構築記事については、今後書くかもしれないし書かないかもしれない。
戦績とレンタルチーム
①(あいオフ優勝、レンタル:なし)
②(PJCS第1回予選15位、レンタル:MNH3XJ)
③ (PJCS追加本戦52位、レンタル:05MXH9)
普段の取り組み
自分の普段の取り組みを細かく書くのは難しいので、ざっくりまとめる。
1⃣構築を作る
①強い動き(強い並び)を見つける。
②強い基本選出をつくる。
③足りないところを補完する。
2⃣対戦と研究
①自分の理論(立ち回り)が正しいか確かめる。
②正しくなければ、構築や立ち回り、思考をアップデートする。
③何が強いか、何が流行っているか調査する。
基本的には、1⃣2⃣のサイクルをどんどん回している。1⃣-①②で止まるものもあるが、別の構築で1⃣-③のピースになったりするので、無駄になったりならなかったり。構築については、だいたい1~2つ並行して考えていることが多く、強そうだと思った並びをどんどん対戦で使って、構築を組み立てては解体してを繰り返していく。回していくうちにその個体の役割が明確になっていくので、採用理由は、後付けでもよい。
構築の変容
〇3月~あいオフ
この時期は、某downをずっと回していた記憶がある。最初は強いと言われているアーキタイプをだいたい回した。(パオカイ、カミユイ、コノヨイッカディンなど。)結果、どれも手に馴染むものがなかったので、新しいアーキタイプや型を模索することに。
ここで自分が発見したのが、こごえるかぜパオジアン+飛行テラバーストカイリューだった。当時は、ほぼノーマルテラスタルカイリューしか存在しなかったので、飛行テラスの対策が甘く、かなり勝つことができた。1⃣-①
最初に考えた基本選出は、ステロディンルー+あくびヘイラッシャでお膳立てするもの。これは回していく上で、モロバレルやキラフロルがきつい+肌に合わないので、そこそこ強かったが、解散。殴る方向で基本選出を考えることに。1⃣-②
最終的に、毒を撒けるキラフロルとかなり相性が良いことに気が付き、最後は安定のハバタクカミで基本選出が完成した。1⃣-②
ここまでで勝てない要素が、
・イッカコノヨ
・バンギルガン
だったため、それらに勝てる地面テラスクリアチャーム寿司を採用して構築が一旦完成した。1⃣-③ →あいオフ優勝。
〇あいオフ~PJCS第1回予選
この時期は、仲間大会が毎日開催されていたので、環境調査。上記構築のテラスタイプを変えたりしながら、遊んでいた。3月後半はチオンジェンが増えてきたため、寿司を虫テラスに変えたりした。しかし、合体寿司自体がかなり対応されるようになってきたと感じたため、ここを考え直すことに。また、このタイミングで、キバアローに強く出られるようハバタクカミを飛行テラスタルかつ、トリックルーム採用型に。
構築の5匹目は、海外大会でドドゲザンが入った構築を見かけ、これだと確信。あくテラスダメおしドドゲザンを採用。性格を陽気にすることで、こごえるかぜと合わせて、ウインディ、コノヨザルを簡単に処理することができた。1⃣-③
最後の1体は予選1週間前に突然降ってきたてっぺきテツノカイナ。対バンギルガンを解決できただけでなく、流行りのイルカマンにも強く、予選では大活躍してくれた。1⃣-③ →第1回PJCS予選15位で抜け。
〇PJCS第1回予選~PJCS本戦
予選の影響によって、毒寿司、ノオーツツミ、ミミズズが増える。ここに勝てるように構築を改良することになるのだが、構築の課題点は、環境的にテツノカイナがお荷物なこと、カイリューがテラスタルに依存していること、ツツミユイの通りがよいことの3点。
これらを踏まえたうえで最終的に採用したのが、じならし&ちょうはつギャラドス、炎テラバーストディンルー。1⃣-③
予選後半~本戦では、カイナバレルギャラ系統や、ラッシャディンルー系統が増えた。これらに対抗するべく、キラフロルの特性をふしょく、ギャラドスの技をじならし→こごえるかぜに。 →PJCS追加本戦52位で抜け。
対戦と研究
”○○がきついから△△を採用する”、”□□の並びに△△が強い”は、構築作りにおいて正解とはいえない。”△△を採用して××という立ち回りをすれば○○に勝てる”、”□□の並びに××が採用されていても勝てる”まで考えたい。そうして自分の理論が正しいか実戦で確認し、何度も失敗しながらアップデートを行った。
①試合中の状況が把握できるようになること
②自分の構築を理解すること
③立ち回りパターンを増やすこと
④環境を把握すること
上記は、ポケモン対戦で勝つため(プレイング向上のため)の準備として重要な要素だと思う。実戦で経験を増やして、”××という立ち回り”ができるまでのプロセスを考えることが大事。例えば、「こごえるかぜ+ダメおしで、○○を倒す」だったら、交代を考慮しないものとして、それらが対面したうえで、こちらの動きが妨害されない(必要な手持ちが倒されない)状況を作る必要がある。その状況にたどり着くまでに、事前準備の考察だけで達成できることもあれば、試合中のアドリブ力が必要なこともある。実践を重ねるほど、失敗経験から学べるものがあるし、試合中に、”このシチュエーション経験したことあるぞ”や、”この動きは知ってるぞ”といったことが起こり得るので、アドリブ力の向上にも繋がるのかなと。
以下に、残っていたメモから1つを載せる。この立ち回りが正解だとは限らない(取り巻きによって考えた通りにならないことのが多い)ので、あくまで本戦に出れる人間の一部が、試合までにこんなことを考えてポケモンをやっているよくらいの参考に。
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相手+
自分+
①まもる+水テラキラスピでヘイラッシャに毒を入れるところからスタート。
●ヘイラッシャが初手まもるの場合
→ペリッパーが10万ボルト警戒で、鋼テラしながら動いてくることが多い。
②身代わり+キラスピ。だいちのちからまで考慮するとここで合体。
(●ヘイラッシャが初手合体の場合は③から。また水テラを切られることが多い。)
③~身代わりとまもるで毒&珠ダメージ蓄積。
できれば身代わりと襷を残してヘイラッシャを突破したい。下記1⃣2⃣を参照。
⑥シャリタツにムーンフォース+カジリガメ方向にせいなるつるぎ。
⑦~⑥におけるシャリタツの交代の有無、パオジアンの怯みの有無で1⃣2⃣各4パターンを考える。意識したいのは次の通り。
・パオジアンが怯んでもシャリタツorペリッパーを倒せば、雨が切れる。
メモ:合体寿司(HP226B135C85)へのダメージは、珠22、毒28、聖剣58、石40、祟目75。
以下()内は累計ダメージ数。
1⃣初手合体の場合
①キラースピン+まもる:7+22+28=57
②ニドガ+みがわり➊:22+28=50(107)
③(ステロ)+まもる:22+28=50(157)→キラフロル倒れる。
④まもる+みがわり➋:22+28=50(207)
⑤聖剣+みがわり➌:58(265)
2⃣初手まもるの場合
②キラスピ+みがわり➊:7+22+28=57
③ジェム+まもる:40+22+28=90(147)
④(ステロ)+みがわり➋:22+28=50(197)→キラフロル倒れる。
⑤聖剣+みがわり➌:58(255)
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実戦を繰り返して、うまくいかない部分があれば、考え直す。また、”ヘイラッシャが眼鏡で、カジリガメが珠だったら?”や、”シャリタツが襷だったら?”は当然起こり得る話である。それらに対応できる立ち回りを用意できることもあるが、試合中に全対応を目指すのは正直難しく、可能性の低いものについては割り切りも必要。
ここで伝えたいのは、勝率が60%の選択肢と、勝率が70%の選択肢があるなら、後者を選択した方が良いということである。勝率の高い選択をするために日々練習・考察・研究をする。その結果、自分のレベルが上がれば、勝率75%の新しい選択肢を生み出すことができるかもしれない。
個体解説(ライブ大会使用時)
テラスタイプ | ゴースト |
特性 | わざわいのつるぎ |
持ち物 | きあいのタスキ |
性格 | むじゃき |
努力値 | 0-252-0-4-0-252 |
実数値 | 155-172-100-111-76-205 |
技 |
まもる アイススピナー こごえるかぜ |
調整 |
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テラスタイプ | あく |
特性 | まけんき |
持ち物 | くろいメガネ |
性格 | ようき |
努力値 | 28-252-0-0-0-208 |
実数値 | 179-187-140-*-105-108 |
技 |
まもる ダメおし ふいうち |
調整 |
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テラスタイプ | ほのお |
特性 | わざわいのうつわ |
持ち物 | じゃくてんほけん |
性格 | いじっぱり |
努力値 | 228-156-12-0-36-76 |
実数値 | 259-165-147-*-105-75 |
技 |
まもる じしん テラバースト |
調整 |
|
テラスタイプ | ゴースト |
特性 | いかく |
持ち物 | ソクノのみ |
性格 | しんちょう |
努力値 |
228-4-4-0-204-68 |
実数値 |
199-146-100-58-160-110 |
技 |
こごえるかぜ ちょうはつ |
調整 |
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テラスタイプ | ゴースト |
特性 | こだいかっせい |
持ち物 | ブーストエナジー |
性格 | おくびょう |
努力値 | 244-0-28-116-4-116 |
実数値 | 161-54-76-170-156-187 |
技 |
まもる たたりめ みがわり |
調整 |
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テラスタイプ | みず |
特性 | ふしょく |
持ち物 | シュカのみ |
性格 | おだやか |
努力値 | 244-0-52-4-180-28 |
実数値 | 189-67-118-151-136-109 |
技 |
パワージェム キラースピン |
調整 |
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おわりに
今年はいろいろありましたが、負けた後は、涙が出るくらい悔しかったです。自分がここまで本気になれるものはポケモンしかないので、これからも楽しみます。
まだまだ頑張るので、応援していただけると嬉しいです。
僕に関わってくださっている皆様に感謝です、ありがとうございます。