はじめに
ポケモンジャパンチャンピオンシップス2021予選に参加した方お疲れさまでした。
この1か月間、久しぶりにガッツリポケモンに取り組んだので記録を残します。
(6割以上が予選前に思考整理のために書いたものなので若干の変更点等あるかもしれません。)
レンタルチーム
ID 0000 0000 8XG1 JJ
戦績
ランクバトルシーズン16 46位
ポケモンジャパンチャンピオンシップス2021予選 ⁇位
構築経緯
①2021/3/13に開催されたてるるんチャレンジチーム戦#2まではザシアンを使っていたのですが、上級者とのザシアンミラーで勝つのが難しいこと、構築の自由度が高く完成形にたどり着くのが難しいと判断したことから、別の禁止伝説を模索することにしました。
そこで最初に魅力を感じたのが、コバルトさん(cobalt (@cobalt_poke1234) | Twitter)がてるるんチャレンジで使用されていたの構築でした。
使用してみると面白いほど勝てたのでこれをベースに構築を考えていくことにしました。黒バドレックスは苦手な相手がはっきりしており、構築が組みやすいのもこれを選んだポイントでした。
②この構築を使用していて気になった点が1つあり、それがトリックルーム+晴れ中にフシギバナが出てくることでした。これを解決するためにトリックルーム最終ターンにダイジェットができる耐久振りリザードンに変更したところトリックルームターンをより有効に活用できるようになりました。
③ランドロスを選出する機会が少なかったのでよりガオガエンを処理しやすく瓦割りでオーロンゲにも強く出られる水ウーラオスに、イエッサンを処理されてしまうとS操作ができずに負けてしまうことも多かったので追い風とトリックルームを選択できるエルフーンに変更しました。
④ここまででそこそこ戦える構築であったのですが、後発悪ウーラオスに悩まされることが多く、サイコフィールドは必要だと感じました。そこでウーラオスに打点があり火力も最強のカプ・テテフの登場です。現時点でのリザードンの役割がグラードン構築への打点だったのでリザードンと交代することになりました。
⑤カプ・テテフの採用によりザシアンが厳しくなってしまったのでこれさえ解決できれば構築の完成といったところでした。最初に考えたのが両刀ウェザーボールボルトロス。しかし、思った以上に決まらないのとボルトロス等のダイジェッターやレジエレキの前ではなす術がありませんでした。何とか解決できないものか頭を悩ませていたところ、天から降りてきたのは「物理型のレジエレキいけるんじゃね?」でした。手助けダイサンダーで無振りダイマックスボルトロスや耐久ザシアンが消し飛び、白いハーブを持たせることででレジエレキミラーのエレキネット勝負を100%勝ちにできる、黒バドレックスより速いダイアーク使い‥‥どれをとっても最強で、気が付いたら構築の核になっていました。
コータスの役割が薄くなってしまったので、白バドレックス対策としてブラッキーと選択することになりましたが、最終的にコータスを選択しシーズン16はこれでずっと回していました。
⑥環境に向かい風だったのが、水ウーラオスでした。コータスの増加に伴って晴れ+ランドロスという並びを作られると崩すことが難しく、水ウーラオス、コータスの枠を見直すことにしました。水ウーラオスの枠はすぐにマンムーに決まりました。最後の枠は仮想敵のにしっかり勝てて、欲張れるならグラードン、ブリザポスあたりにも役割持てると嬉しいところでした。この枠は色々触りましたが、最終的にガオガエン、鉄壁コータスの2択といった感じでした。
個別解説
バドレックス(こくばじょう)
性格 | おくびょう |
特性 | じんばいったい |
持ち物 | きあいのタスキ |
努力値 | 0-0-0-252-4-252 |
実数値 |
175-*-100-217-121-222 |
技 |
まもる アストラルビット イカサマ(マッドショット) ワイドフォース |
調整 |
・アストラルビット(Wダメージ) 201-127ガオガエンに21.3%~
・PFワイドフォース(Wダメージ) 207-110グラードンに84.0%~ 177-90コータスに119.2%~ 155-120フシギバナに206.4%~
・マッドショット 201-127ガオガエンに35.8%~ ダイアースで185-110セキタンザンに177.2%~ |
このポケモンの強みは詰め性能です。高火力全体技ときあいのタスキ、味方のサイコフィールドにより勝ち確定の盤面を非常に作りやすいです。後発で出すことが多いのですが格下相手にはレジエレキと並べることで初手から詰め将棋がスタートする状況もよくありました。
技構成は、まもる・アストラルビット・ワイドフォースは確定。最後の1枠はセキタンザンに役割を持てる点と、ガオガエンに対してアストラルビットではダメージが足りない時に使える点が評価できるマッドショットをずっと使っていました。しかしダイアースを積んだ白バドレックスへの打点になるイカサマの方が有効だと感じ予選ではイカサマで使用していました。
レジエレキ
性格 | いじっぱり |
特性 | トランジスタ |
持ち物 | しろいハーブ |
努力値 | 28-244-76-0-92-68(156-244-12-0-28-68) |
実数値 | 159-166-80-*-82-229(175-166-72-*-74-229) |
技 |
まもる とびはねる ダメおし |
調整 |
C217黒バドレックスのWダメージアストラルビット耐え
+1ダイサンダーで154-90化身ボルトロスに197.4%~ +1ダイサンダーで199-136ザシアンに101.5%~ ダイサンダー201-139ガオガエンに65.6%~
・とびはねる ダイジェットで165-110ランドロスに44.8%~
・ダメおし 175-100黒バドレックスに86.8%~ |
構築の最強ポケモン。黒バドレックスと並んだ際にレジエレキはダイマックス、黒バドレックスはきあいのタスキで死なないうえに、相手はこちらの攻撃で上から1体失います。しかもダイアークにより黒バドレックスのくろのいななきが発動している状態といっても過言ではないので、下手すると2体失ってくろのいななきにより黒バドレックスの火力が更に上昇します。ただバレるとオーロンゲがリフレクターをしてくるので「某サイトで物理レジエレキちょくちょく見る」というツイート見て、やめてくれ~と祈ってました。
技構成はこの4つで確定。
調整に関しては、+1ランドロスを抜けるまでSに振ろうか悩みましたが、ランドロスに全抜きされるような状況は起こらなかったので耐久に割きました。対戦しているうちにスカーフカイオーガも少し面倒だと感じましたが、負けるほどではないのでこのままに。
カプ・テテフ
性格 | ひかえめ |
特性 | サイコメイカー |
持ち物 | いのちのたま |
努力値 | 108-*-108-252-4-36 |
実数値 |
159-*-109-200-136-120 |
技 |
まもる |
調整 |
A182悪ウーラオスのあんこくきょうだ+珠ダメージ耐え A197ランドロスのダイジェット耐え
PFダイサイコで207-110グラードンに109.1%~ +1PFダイサイコで191-130輝石ポリゴン2に100.0%~
202-136オーロンゲに100.4%~ 197-141パルキアに100.5%~ |
火力最強のサイコメイカー。黒バドレックスの苦手な悪タイプ全般に強い点が高評価です。また、相手のねこだましを封じながらトリックルーム要員を倒しにいける点は他のサイコメイカーにはない性能でとても強いと感じました。この構築ではレジエレキと同じくらいダイマックスを切るポケモンです。
技構成に関しては、まもる・ムーンフォースは確定。残り2枠はマジカルシャイン・サイコキネシス・サイコショックから選択です。自分は雑に打てるマジカルシャインと対ミミッキュ性能・ダイアークとの噛み合いを評価してサイコキネシスにしました。
マンムー
性格 | いじっぱり |
特性 | どんかん |
持ち物 | リリバのみ |
努力値 | 0-204-164-0-0-140 |
実数値 |
185-193-121-*-80-118 |
技 |
まもる 10まんばりき つららおとし |
調整 |
C222ザシアンの+1きょじゅうざん耐え
195-116ランドロスに166.1%~
195-116ランドロスに80.0%~
・10まんばりき 201-139ガオガエンに75.6%~ |
ランドロスの処理手段として採用しました。レジエレキの微妙に足りない火力をこおりのつぶてで補える点やガオガエンに強い点も高評価でした。リリバのみはザシアン、ディアルガの前でも無理やり行動でき、それが勝ちにつながることもあったのと、他にいい道具がなかったのもあって採用しました。
エルフーン
性格 | おくびょう |
特性 | いたずらごころ |
持ち物 | バコウのみ |
努力値 | 252-0-60-4-84-108 |
実数値 |
167-*-113-98-106-165 |
技 |
おいかぜ わたほうし てだすけ |
調整 |
A167珠ボルトロスのダイジェット耐え C217珠黒バドレックスのアストラルビット(Wダメージ)耐え 最速ウーラオス抜き |
相手の追い風に対抗するために必須でした。追い風+わたほうしにより絶対に素早さ優位を相手に与えません。相手に追い風がない場合はほぼ選出しませんがこの構築では重要なポジションです。
技構成はおいかぜ・てだすけ・マジカルシャインは確定で、わたほうしの枠を人の好みでトリックルームやアンコールにしてもいいと思います。
ガオガエン
性格 | わんぱく |
特性 | いかく |
持ち物 | シュカのみ |
努力値 | 244-0-212-0-0-60 |
実数値 |
201-135-150-90-110-87 |
技 |
しっとのほのお つるぎのまい(ビルドアップ) |
調整 |
A209ランドロスの-1ダイアース+A222ザシアンのせいなるつるぎ耐え 無振りブラッキー+2
+2で202-178ブラッキーに43.7%~ |
この構築で苦手なランドロス、グラードン等の地面タイプにしっとのほのおを入れるため、シュカのみで採用しました。最後の枠がガオガエンになった理由は、単純に威嚇の存在が大きいです。 鉄壁コータスで相手をできていたポリゴン2、ブラッキーの相手をさせようとして技構成がめちゃくちゃになってしまいましたが、バンギラスやガオガエンをシバいたりとドレインパンチは予選で大活躍だったので採用して正解でした。
選出
基本選出
+
これが一番パワーが高い選出。相手によっては黒バドレックスではなく、マンムーやカプ・テテフを先発に投げます。
vs白バドレックス
想定+
選出+
1ターン目はダイアーク+サイコキネシスでミミッキュを処理します。裏から白バドレックスが出てくるので2ターン目は白バドレックスにダイアーク+ムーンフォースを集中します。2ターン目終了時点でレジエレキは倒され弱点保険が発動したA+3白バドレックスが出来上がっているのでイカサマで倒せばマンムーで詰められます。
vs壁ザシアン
想定+or+
選出+
1ターン目はダイサンダーをオーロンゲヘ、黒バドレックスはアストラルビットを押します。相手のオーロンゲは光の壁を張っただけで退場していくので1ターンと1体を無駄にした形になります。初手黒バドレックスの襷が削られる想定で調整していたのですが、ザシアンは1ターン目にまもるを選択してくることが多く想定よりも楽に試合を進めることができた印象です。2ターン目からはランドロスかフシギバナが出てくるので分岐点になりますが、レジエレキに縛られているザシアンはコータスへ交代してくるのでダメージレースで圧倒的有利を取れます。ランドロスの場合はガエン出しダイサンダーをザシアン方向、フシギバナならダイジェット+アストラルビットでフシギバナをマンムーの礫圏内に入れるようにしていました。
vs追い風
想定+α
選出①++α
選出②++α
主にカイオーガ構築やキュレム構築がこれに該当。相手のエルフーンの横のポケモン自体は予測しやすいのでそれに合わせてカプ・テテフかレジエレキを選択します。わたほうしがあるので有利に戦えます。
おわりに
予選抜けれませんでした。
来年も伝説ルールだったら本当に苦手すぎるので禿げます。